土と炎が生み出す「偶然の美」を作品として形づくる

最終更新: 6月20日


2021年7月は、陶芸作家・山口善生さんの作品をアリアナでご紹介します。


山口善生さんは、金沢市の山間に「山法師窯」という「窖窯(あながま)」を構えて創作活動を行う陶芸家です。「あながま」は一般的には「穴窯」と書きますが、山口さんはあえて「窖(あなぐら)」という字を使います。「あな」ではない「あなぐら」。そのこだわりに、今日ではごく少数派になった「あながま」を使った「焼締」の手法で陶芸を続ける山口さんの強い思いが込められているのかもしれません。


窖窯で作る「焼締(やきしめ)」の陶器は、昔ながらの薪で焼く手法です。コトバンクによると、5世紀に須恵器の技術とともに朝鮮半島から導入されたそうです。

「焼締」は、何日も窯に薪をくべながら焼くので、その間は昼夜を問わず窯の面倒を見続けなければいけない大変な重労働で、また街中ではできない創作です。


そのような過酷な手法で創作活動を続ける理由を、山口さんは以前に作った山法師窯の案内に、このように書いています。

『草木を燃やし作る灰釉、窖窯での焼成によってできる自然釉、それらは変化に富み、一つとして同じものができないという面白さ、美しさがある。その感動が少しでも伝わるようなやきものづくりに励んでおります』


土のもつ魅力を引き出し、炎が作り出す荒々しい偶然と真っすぐに向き合いながら、美しい作品として形づくる山口善生さん。


山口さんの作品は、大地の、自然のもつダイナミックな力強さ、美しさを花入れや器などの陶芸作品という形で暮らしに取り入れる喜びを教えてくれます。


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大地の鼓動を感じる焼き物 金澤医王窯 山口善生 作陶展 2021 7/7(水)~11(日)

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陶芸を楽しもう

織部の器 ワークショップ

2021 7/7 ㊌、9 ㊎、10 ㊏、11 ㊐

講師:金澤医王窯 山口善生

定員:各回3名

時間:《午前の部》10:30~、《午後の部》14:00~(所要時間1時間半程度)

参考価格 (税込、受講料・材料費・焼成費を含む)

*鉢(20×20×8)¥6,600

*カップ(13×13×8)¥3,300

*茶碗(12×12×7)¥2,970

*皿(20×20×2)¥3,520(縦×横×高さ㎝) 

(注)鉢は一点以上、その他の物は2点以上製作していただきます。その他、諸々製作していただけますが、器のサイズによって価格が変わりますのでお問い合わせの上ご了承下さい

※作品お渡しは製作後焼成を行うので2〜3カ月後となります

《お問い合わせ、お申し込み》

アリアナまで

電話:076-491-3465

メール:arianakilim@gmail.com

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